SAInoITnote 日検 情報処理技能検定試験 表計算 
主催：日本情報処理検定協会（日検）
後援：文部科学省
情報処理技能検定試験 表計算
第122回 情報処理技能検定試験 表計算 3級 過去問題 解き方 （令和2年(2020年)10月）
過去問題は、日本情報処理検定協会「情報処理技能検定試験 表計算」のページよりダウンロードできます。
- ❶ 下記の＜入力データ＞を基に、＜処理条件＞に従って表を完成し、印刷しなさい。
表題は表の中央、見出しは中央揃え、文字は左揃え、数字は右揃えとし、3桁ごとにコンマをつけること。 - ❷ 試験時間は30分とする。ただし、印刷は試験時間外とする。
- ❶ ＜出力形式＞のような支店別売上一覧表を作成しなさい。（ーーーの部分は空白とする）
- ❷-1 1人当売上高＝売上高÷社員数（整数未満切り捨て）
- ❷-2 達成指数＝売上高÷売上目標×100（整数未満切り上げ）
- ❷-3 次月目標＝売上高×1.05
- ❸ 評価は＜評価表＞を参照し、求めなさい。
- ❹ 合計・平均（整数未満四捨五入の表示）・最小を求めなさい。
- ❺ 次月目標の降順に並べ替えなさい。
- ❻ 罫線の太線と細線を区別する。（外枠は太線とする）
試験前にすること
受験番号・名前の入力
以下の「日検 表計算 受験番号と名前の書き方」を参照して、受験番号と名前を入力する
日検 表計算 受験番号と名前の書き方
処理条件
❶ ＜出力形式＞のような支店別売上一覧表を作成しなさい。（ーーーの部分は空白とする）
全体的な枠組みは＜出力形式＞を基に、表の中の具体的な文字や数値は＜入力データ＞を基に作成します。
問題に「表題は表の中央、見出しは中央揃え、文字は左揃え、数字は右揃えとし、3桁ごとにコンマをつけること。」とありますが、この作業は後で行います。
まずは、文字や数値の入力だけを行います。
❷-1 1人当売上高＝売上高÷社員数（整数未満切り捨て）
1人当売上高は、売上高÷社員数で求めます。
数式は全て半角で入力します。
セルF3（1人当売上高）をクリックします。
数式バーの「fx」（関数の挿入）をクリックします。
「関数の挿入」ダイアログボックスが開きます。
「関数名」から「ROUNDDOWN」を選択します。
「OK」をクリックします。
「関数の引数」ダイアログボックスが開きます。
数値：D3/E3
桁数：0
となるようにセルをクリックまたは入力します。
「OK」をクリックします。
処理条件
❷-1 1人当売上高＝売上高÷社員数（整数未満切り捨て）
ができました。
❷-2 達成指数＝売上高÷売上目標×100（整数未満切り上げ）
セルG3（達成指数）をクリックします。
数式バーの「fx」（関数の挿入）をクリックします。
「関数の挿入」ダイアログボックスが開きます。
「関数名」から「ROUNDUP」を選択します。
「OK」をクリックします。
「関数の引数」ダイアログボックスが開きます。
数値：D3/C3*100
桁数：0
となるようにセルをクリックまたは入力します。
「OK」をクリックします。
達成指数の計算結果が表示されました。
処理条件
❷-2 達成指数＝売上高÷売上目標×100（整数未満切り上げ）
ができました。
❷-3 次月目標＝売上高×1.05
セルH3（月次目標）をクリックします。
「=D3*1.05」となるようにセルをクリックまたは入力します。
「Enter」キーを押します。
月次目標の計算結果が表示されました。
処理条件
❷-3 次月目標＝売上高×1.05
ができました。
❸ 評価は＜評価表＞を参照し、求めなさい。
＜評価表＞には
1人当売上高：570,000以上は、評価：A
1人当売上高：それ以外は、評価：B
とあります。
このように、「●●の時は○○、■■の時は□□」の場合は「IF関数」を使います。
セルI3（評価）をクリックします。
数式バーの「fx」（関数の挿入）をクリックします。
「関数の挿入」ダイアログボックスが開きます。
「関数名」から「IF」を選択します。
「OK」をクリックします。
「関数の引数」ダイアログボックスが開きます。
「論理式」にカーソルをあててから、セルF3（1人当売上高）をクリックします。
「>=570000」を入力します。
「値が真の場合」に、「A」を入力します。
「値が偽の場合」にカーソルを当てると、「値が真の場合」の「A」が「”A”」となります。（Excelが自動的に文字は「”（ダブルクォーテーション）」で囲ってくれる）
「値が偽の場合」に、「B」を入力します。
そのまま「OK」を押しても良いのですが、「B」に「”（ダブルクォーテーション）」が付くのを確認するために、他の入力欄をクリックします。
「値が真の場合」をクリックすると、「値が偽の場合」の「B」が「”B”」となります。（Excelが自動的に文字は「”（ダブルクォーテーション）」で囲ってくれる）
「OK」をクリックします。
「評価」が表示されました。
処理条件
❸ 評価は＜評価表＞を参照し、求めなさい。
ができました。
オートフィル 機能を使って、1人当売上高、達成指数、月次目標、評価をコピーします。
1人当売上高、達成指数、月次目標、評価を選択します。
オートフィルハンドルをダブルクリックしてコピーします。
1人当売上高、達成指数、月次目標、評価ができました。
❹ 合計・平均（整数未満四捨五入の表示）・最小を求めなさい。
最小：MIN関数を使う
セルC13（売上目標の合計）をクリックします。
C3からC11を選択します。
「Enter」キーを押します。
売上目標の合計ができました。
そのまま平均を行います。
セルC3からC11をドラッグして選択します。
「Enter」キーを押します。
平均ができました。
そのまま最小を行います。
セルC3からC11をドラッグして選択します。
「Enter」キーを押します。
最小ができました。
オーフォフィル機能を使って、横にコピーします。
セルC13からC15を選択します。
フィルハンドルを右へドラッグします。
合計・平均・最小がコピーできました。
「評価」は合計・平均・最小が必要ないので、コピーは「月次目標」までです。
「1人当売上高」と「達成指数」は合計・平均・最小が必要ないので削除します。
セルF13からG15までを選択して「delete」キーを押します。
処理条件
❹ 合計・平均（整数未満四捨五入の表示）・最小を求めなさい。
ができました。
❺ 次月目標の降順に並べ替えなさい。
昇順（しょうじゅん）：少ない順
H2（月次目標）をクリックします。
月次目標が降順になりました。
処理条件
❺ 次月目標の降順に並べ替えなさい。
ができました。
❻ 罫線の太線と細線を区別する。（外枠は太線とする）
罫線を引く前に、問題の「表題は表の中央、見出しは中央揃え、文字は左揃え、数字は右揃えとし、3桁ごとにコンマをつけること。」を行います。
表題は表の中央
セルA1からI1をドラッグして選択します。
表題が表の中央になりました。
見出しは中央揃え
見出し部分をを選択します。
見出しが中央揃えになりました。
3桁ごとにコンマをつける
3桁ごとにコンマをつける部分をを選択します。
3桁ごとにコンマがつきました。
罫線
罫線を引く部分を選択します。
格子の罫線が付きました。
選択は解除せず、そのまま次の作業を行います。
太い外枠の罫線が付きました。（画面上ではあまりわかりません）
選択は解除せず、そのまま次の作業を行います。
この作業は、画面では表示されていても、印刷したときに「####」のようになってしまうのを防ぎます。
列幅が自動調整されました。
選択を解除します。
処理条件
❻ 罫線の太線と細線を区別する。（外枠は太線とする）
ができました。
これで完成です。
試験後にすること
解答の印刷
「ファイル」タブをクリックします。
「印刷」をクリックします。
（印刷プレビューの画像はダミーです）
用紙方向が「縦」になっているので「横」にします。
用紙サイズが「A4」になっていることを確認します。
表が1ページにおさまっているか確認します。
用紙の左上に受験番号と名前が表示されていることを確認します。
印刷するプリンターを選んで「印刷」ボタンで印刷します。
（印刷プレビューの画像はダミーです）
解答方法に誤りなどありましたら「お問い合わせ」からご連絡いただけると幸いです。
訂正いたします。
