次回試験:第139回 令和06年12月08日(日) / 申込受付:令和06年10月30日(水) ~ 11月11日(月)

第124回 情報処理技能検定試験 表計算 4級 過去問題 解き方 (令和3年02月)

主催:日本情報処理検定協会(日検)
後援:文部科学省
情報処理技能検定試験 表計算

第124回 情報処理技能検定試験 表計算 4級 過去問題 解き方 (令和3年02月)

過去問題は、日本情報処理検定協会「情報処理技能検定試験 表計算」のページよりダウンロードできます。

問題

下記の<入力データ>を基に、<処理条件>に従って表を完成し、印刷しなさい。
表題は表の中央、見出しは中央揃え、文字は左揃え、数字は右揃えとし、3桁ごとにコンマをつけること。
試験時間は20分とする。ただし、印刷は試験時間外とする。

処理条件

<出力形式>のような販売一覧表を作成しなさい。(ーーーの部分は空白とする)
❷-1 金額=定価×販売数
❷-2 割引額=金額×0.05
❷-3 請求額=金額−割引額
合計・平均(整数未満四捨五入の表示)を求めなさい。
罫線の太線と細線を区別する。(外枠は太線とする)

試験前にすること

受験番号・名前の入力

以下の「日検 表計算 受験番号と名前の書き方」を参照して、受験番号と名前を入力する

日検 表計算 受験番号と名前の書き方

処理条件

処理条件

<出力形式>のような販売一覧表を作成しなさい。(ーーーの部分は空白とする)

文字や数値の入力

全体的な枠組みは<出力形式>を基に、表の中の具体的な文字や数値は<入力データ>を基に作成します。

問題に「表題は表の中央、見出しは中央揃え、文字は左揃え、数字は右揃えとし、3桁ごとにコンマをつけること。」とありますが、この作業は後で行います。
まずは、文字や数値の入力だけを行います。

文字や数値の入力ができました。

処理条件

❷-1 金額=定価×販売数

金額の計算

金額は、定価×販売数で求めます。
数式は全て半角で入力します。

  1. E3セルをクリックして、「=」を入力します。
  2. C3セルをクリックすると、E3セルが「=C3」となります。
  3. 「*」を入力すると、E3セルが「=C3*」となります。
  4. D3セルをクリックすると、E3セルが「=C3*D3」となります。
  5. 「Enter」キーを押します。

金額の計算結果が表示されます。

オートフィル機能で下にコピーするのは、後でまとめて行うのでここでは行いません。

金額の計算ができました。

処理条件

❷-2 割引額=金額×0.05

割引額の計算

割引額は、定価×0.05で求めます。
数式は全て半角で入力します。

  • F3セルをクリックして、「=」を入力します。
  • E3セルをクリックすると、F3セルが「=E3」となります。
  • 「*」を入力すると、F3セルが「=F3*」となります。
  • 「0.05」を入力します。
  • 「Enter」キーを押します。

割引額の計算結果が表示されます。

オートフィル機能で下にコピーするのは、後でまとめて行うのでここでは行いません。

割引額の計算ができました。

処理条件

❷-3 請求額=金額−割引額

請求額の計算

請求額は、請求額=金額−割引額で求めます。
数式は全て半角で入力します。

  • G3セルをクリックして、「=」を入力します。
  • E3セルをクリックすると、G3セルが「=E3」となります。
  • 「-」を入力すると、G3セルが「=E3-」となります。
  • F3セルをクリックすると、G3セルが「=E3-F3」となります。
  • 「Enter」キーを押します。

請求額の計算結果が表示されます。

請求額の計算ができました。

オートフィル機能でコピー

オートフィル機能で「金額」「割引額」「請求額」をまとめて下にコピーします。

E3セルからG3セルを選択します。

オートフィル機能を使って下にコピーします。

オートフィル機能でコピーができました。

処理条件

合計・平均(整数未満四捨五入の表示)を求めなさい。

合計を求める

処理条件に「(ーーーの部分は空白とする)」とあるので、「商品名」「定価」の合計、平均は求めません。

セルD11を選択します。

[ホーム]タブ-[編集]グループの「Σ」をクリックします。

自動的にセルD3からD10が選択されますが、D10は空白なので合計には含めません。

セルD3からD9をドラッグして選択します。
セルD11が「=SUM(D3:D9)」となったことを確認します。

Enterキーを押します。

販売数の合計が計算できました。

オートフィル機能で右にコピーするのは、後でまとめて行うのでここでは行いません。

平均を求める

セルD12を選択します。

[ホーム]タブ-[編集]グループの「Σ」横の「▼」をクリックし、「平均」を選択します。

自動的にセルD11が選択されます。

セルD3からD9をドラッグして選択します。

販売数の平均が計算できました。

平均の整数未満四捨五入の表示は、後でまとめて行うのでここでは行いません。

オートフィル機能で右にコピー

セルD3からセルD12をドラッグして選択します。

オートフィル機能を使って右にコピーします。

平均を正数未満四捨五入

平均部分をドラッグして選択します。

[ホーム]タブ-[数値]グループの「小数点以下の表示桁数を減らす」を小数部分がなくなるまでクリックします。

平均を整数未満四捨五入の表示にできました。

処理条件

罫線の太線と細線を区別する。(外枠は太線とする)

罫線を引く前に、問題の表題は表の中央見出しは中央揃え文字は左揃え数字は右揃えとし、3桁ごとにコンマをつけること。」を行います。

表題は表の中央

セルA1からG1をドラッグして選択します。

[ホーム]タブ-[配置]グループの「セルを結合して中央揃え」をクリックします。

表題が表の中央になりました。

見出しは中央揃え

セルA2からG2を選択します。

「Ctrl」キーを押しながらセルA11からA12を選択します。

[ホーム]タブ-[配置]グループの「中央揃え」をクリックします。

見出しが中央揃えになりました。

3桁ごとにコンマをつける

セルC3からG12を選択します。

[ホーム]タブ-[数値]グループの「桁区切りスタイル」をクリックします。

3桁ごとにコンマがつきました。

罫線

罫線(細線)

セルA2からG12を選択します。

[ホーム]タブ-[フォント]グループの「罫線」横の「▼」をクリックし、「格子」を選択します。

罫線(細線)ができました。

選択は解除せず、そのまま次の作業を行います。

罫線(太線)

[ホーム]タブ-[フォント]グループの「罫線」横の「▼」をクリックし、「太い外枠」を選択します。

罫線(太線)ができました。

見た目では太線になったかどうがわかりませんが、太線になっているのでそのまま次の作業を行います。

選択は解除せず、そのまま次の作業を行います。

列幅の調整

この作業は、画面では表示されていても、印刷したときに「####」のようになってしまうのを防ぎます。

[ホーム]タブ-[セル]グループの「書式」をクリックし、「列幅の自動調整」を選択します。

列幅の調整ができました。

選択解除

任意のセルをクリックして選択を解除します。

選択解除ができました。

これで、本問題は完了です。

試験後にすること

解答の印刷

解答の印刷は試験時間後に行います。

ひとつの表が2ページに分かれてしまうと減点となります。
4級の問題で表が2ページに分かれてしまうことはないと思いますが注意しましょう。

3級以上の問題では表が複数あり、表の途中でページが変わってしまう場合があります。