主催:日本情報処理検定協会(日検)
後援:文部科学省
情報処理技能検定試験 表計算
第120回 情報処理技能検定試験 表計算 4級 過去問題 解き方 (令和2年2月)
- ❶ 下記の<入力データ>を基に、<処理条件>に従って表を完成し、印刷しなさい。
表題は表の中央、見出しは中央揃え、文字は左揃え、数字は右揃えとし、3桁ごとにコンマをつけること。 - ❷ 試験時間は20分とする。ただし、印刷は試験時間外とする。
- ❶ <出力形式>のような給料一覧表を作成しなさい。(ーーーの部分は空白とする)
- ❷-1 勤勉手当=基本給÷1,000×査定A
- ❷-2 営業手当=200×査定B
- ❷-3 支給総額=基本給+勤勉手当+営業手当
- ❸ 合計・平均(整数未満四捨五入の表示)を求めなさい。
- ❹ 罫線の太線と細線を区別する。(外枠は太線とする)
処理条件
❶ <出力形式>のような請求額一覧表を作成しなさい。(ーーーの部分は空白とする)
全体的な枠組みは<出力形式>を基に、表の中の具体的な文字や数値は<入力データ>を基に作成します。
問題に「表題は表の中央、見出しは中央揃え、文字は左揃え、数字は右揃えとし、3桁ごとにコンマをつけること。」とありますが、この作業は後で行います。
まずは、文字や数値の入力だけを行います。
「基本給」を入力すると「社員名」が隠れてしまいますが、後で調整するのでこのまま作業を続けます。
❷-1勤勉手当=基本給÷1,000×査定A
勤勉手当は、基本給÷1,000×査定Aで求めます。
数式は全て半角で入力します。
- D3セルをクリックして、「=」を入力します
- B3セルをクリックすると、D3セルが「=B3」となります
- 「/1000*」を入力すると、D3セルが「=D3/1000*」となります
- C3セルをクリックすると、D3セルが「=D3/1000*C3」となります
- 「Enter」キーを押します
❷-2 営業手当=200×査定B
営業手当は、営業手当=200×査定B求めます。
数式は全て半角で入力します。
- F3セルをクリックして、「=」を入力します
- 「200*」を入力すると、F3セルが「=*」となります
- E3セルをクリックすると、F3セルが「=200*E3」となります
- 「Enter」キーを押します
❷-3 支給総額=基本給+勤勉手当+営業手当
支給総額は、基本給+勤勉手当+営業手当で求めます。
数式は全て半角で入力します。
- G3セルをクリックして、「=」を入力します
- B3セルをクリックすると、G3セルが「=B3」となります
- 「+」を入力すると、G3セルが「=B3+」となります
- D3セルをクリックすると、G3セルが「=B3+D3」となります
- 「+」を入力すると、F3セルが「=B3+D3+」となります
- F3セルをクリックすると、G3セルが「=B3+D3+F3」となります
- 「Enter」キーを押します
オートフィル機能を使って計算式を下の行へコピーします。
❸ 合計・平均(整数未満四捨五入の表示)を求めなさい。
合計
セルB12を選択します。
処理条件に「(ーーーの部分は空白とする)」とあるので、「値引率」の合計、平均は求めません。
[ホーム]タブ-[編集]グループの「Σ」をクリックします。
自動的にセルB3からB11が選択されます。
セルB3からB10をドラッグして選択します。
「Enter」キーを押します。
平均
セルB13を選択します。
[ホーム]タブ-[編集]グループの「Σ」横の「▼」をクリックし、「平均」を選択します。
自動的にセルB12が選択されます。
セルB3からB10をドラッグして選択します。
「Enter」キーを押します。
オートフィル機能を使って右側へコピーします。
処理条件に「整数未満四捨五入の表示」とあるので、整数未満を四捨五入して整数のみの表示にします。
平均部分をドラッグします。
[ホーム]タブ-[数値]グループの「小数点以下の表示桁数を減らす」を小数部分がなくなるまでクリックします。
整数のみの表示になります。
処理条件に「(ーーーの部分は空白とする)」とあるので、「値引率」の合計と平均を選択します。
「deelete」キーを押します。
❹ 線の太線と細線を区別する。(外枠は太線とする)
罫線を引く前に、問題の「表題は表の中央、見出しは中央揃え、文字は左揃え、数字は右揃えとし、3桁ごとにコンマをつけること。」を行います。
表題は表の中央
セルA1からG1をドラッグして選択します。
[ホーム]タブ-[配置]グループの「セルを結合して中央揃え」をクリックします。
表題が表の中央になります。
見出しは中央揃え
セルA2からG2を選択し、「Ctrl」キーを押しながらセルA12からA13を選択します。
[ホーム]タブ-[配置]グループの「中央揃え」をクリックします。
見出しが中央揃えになります。
3桁ごとにコンマをつける
セルB3からG13を選択します。
[ホーム]タブ-[数値]グループの「桁区切りスタイル」をクリックします。
3桁ごとにコンマがつきます。
罫線
セルA2からG13を選択します。
[ホーム]タブ-[フォント]グループの「罫線」横の「▼」をクリックし、「格子」を選択します。
格子の罫線が付きます。
選択は解除せず、そのまま次の作業を行います。
太い外枠の罫線が付きます。
選択は解除せず、そのまま次の作業を行います。
この作業は、画面では表示されていても、印刷したときに「####」のようになってしまうのを防ぎます。
選択を解除します。
これで完成です。
解答方法に誤りなどありましたら「お問い合わせ」からご連絡いただけると幸いです。
訂正いたします。