次回試験:第139回 令和06年12月08日(日) / 申込受付:令和06年10月30日(水) ~ 11月11日(月)

第125回 情報処理技能検定試験 表計算 4級 過去問題 解き方 (令和3年07月)

主催:日本情報処理検定協会(日検)
後援:文部科学省
情報処理技能検定試験 表計算

第125回 情報処理技能検定試験 表計算 4級 過去問題 解き方 (令和3年07月)

過去問題は、日本情報処理検定協会「情報処理技能検定試験 表計算」のページよりダウンロードできます。

問題

下記の<入力データ>を基に、<処理条件>に従って表を完成し、印刷しなさい。
表題は表の中央、見出しは中央揃え、文字は左揃え、数字は右揃えとし、3桁ごとにコンマをつけること。
試験時間は20分とする。ただし、印刷は試験時間外とする。

処理条件

<出力形式>のような社員別賃金一覧表を作成しなさい。(ーーーの部分は空白とする)
❷-1 基本賃金=時給×実労働時間
❷-2 勤勉手当=38×実労働時間
❷-3 支給額=基本賃金+勤勉手当
合計・平均(整数未満四捨五入の表示)を求めなさい。
罫線の太線と細線を区別する。(外枠は太線とする)

試験前にすること

処理条件

処理条件

<出力形式>のような社員賃金一覧表を作成しなさい。(ーーーの部分は空白とする)

文字や数値の入力

全体的な枠組みは<出力形式>を基に、表の中の具体的な文字や数値は<入力データ>を基に作成します。

問題に「表題は表の中央、見出しは中央揃え、文字は左揃え、数字は右揃えとし、3桁ごとにコンマをつけること。」とありますが、この作業は後で行います。
まずは、文字や数値の入力だけを行います。

効率の良いの表題の書き方

スペースの入力について

4級 表題の書き方

効率の良い見出しの入力方法

セルの移動について

4級 tabキーを使った移動

「時給」を入力すると「社員名」が隠れてしまいますが、後で調整するのでこのまま作業を続けます。

文字や数値の入力ができました。

処理条件

❷-1 基本賃金=時給×実労働時間

基本賃金の計算

基本賃金は、時給×実労働時間で求めます。
数式は全て半角で入力します。

  • D3セルをクリックして、「=」を入力します。
  • B3セルをクリックすると、D3セルが「=B3」となります。
  • 「*」を入力すると、D3セルが「=C3*」となります。
  • C3セルをクリックすると、D3セルが「=B3*C3」となります。
  • 「Enter」キーを押します。

オートフィル機能で下にコピーするのは、後でまとめて行うのでここでは行いません。

基本賃金の計算ができました。

処理条件

❷-2 勤勉手当=38×実労働時間

勤勉手当の計算

勤勉手当は、38×実労働時間で求めます。
数式は全て半角で入力します。

  • E3セルをクリックして、「=」を入力します。
  • 「38*」を入力すると、E3セルが「=38*」となります。
  • 「C3」セルをクリックすると、E3セルが「38*C3」となります。
  • 「Enter」キーを押します。

勤勉手当の計算結果が表示されます。

オートフィル機能で下にコピーするのは、後でまとめて行うのでここでは行いません。

勤勉手当の計算ができました。

処理条件

❷-3 支給額=基本賃金+勤勉手当

支給額の計算

支給額は、基本賃金+勤勉手当で求めます。
数式は全て半角で入力します。

  • F3セルをクリックして、「=」を入力します。
  • 「D3」セルをクリックすると、F3セルが「=D3」となります。
  • 「+」を入力すると、F3セルが「=D3+」となります。
  • 「E3」セルをクリックすると、F3セルが「=D3+E3」となります。
  • 「Enter」キーを押します。

支給額の計算結果が表示されます。

支給額の計算ができました。

オートフィル機能でコピー

オートフィル機能で「金額」「割引額」「請求額」をまとめて下にコピーします。

D3セルからF3セルをドラッグして選択します。

オートフィル機能を使って下にコピーします。

オートフィル機能でコピーができました。

処理条件

合計・平均(整数未満四捨五入の表示)を求めなさい。

合計を求める

処理条件に「(ーーーの部分は空白とする)」とあるので、「時給」「実働時間」の合計、平均は求めません。

「D3」セルを選択します。

[ホーム]タブ-[編集]グループの「Σ」をクリックします。

自動的にセルD3からD11が選択されますが、D11は空白なので合計には含めません。

セルD3からD10をドラッグして選択します。

セルD12が「=SUM(D3:D10)」となったことを確認します。

Enterキーを押します。

基本賃金の合計が計算できました。

オートフィル機能で右にコピーするのは、後でまとめて行うのでここでは行いません。

平均を求める

セルD12を選択します。

[ホーム]タブ-[編集]グループの「Σ」横の「▼」をクリックし、「平均」を選択します。

自動的にセルD12が選択されますが、平均を計算したい範囲とは違います。

平均を計算したい範囲を選択し直します。

セルD3からD10をドラッグして選択します。

セルD13が「=AVERAGE(D3:D10)」となったことを確認します。

Enterキーを押します。

基本賃金の平均が計算できました。

平均の整数未満四捨五入の表示は、後でまとめて行うのでここでは行いません。

オートフィル機能で右にコピー

セルD12からセルD13をドラッグして選択します。

オートフィル機能を使って右にコピーします。

平均を正数未満四捨五入

平均部分をドラッグして選択します。

[ホーム]タブ-[数値]グループの「小数点以下の表示桁数を減らす」を小数部分がなくなるまでクリックします。

平均を整数未満四捨五入の表示にできました。

処理条件

罫線の太線と細線を区別する。(外枠は太線とする)

罫線を引く前に、問題の表題は表の中央見出しは中央揃え文字は左揃え数字は右揃えとし、3桁ごとにコンマをつけること。」を行います。

表題は表の中央

セルA1からF1をドラッグして選択します。

[ホーム]タブ-[配置]グループの「セルを結合して中央揃え」をクリックします。

表題は表の中央ができました。

見出しは中央揃え

セルA2からF2を選択します。

「Ctrl」キーを押しながらセルA12からA13を選択します。

[ホーム]タブ-[配置]グループの「中央揃え」をクリックします。

見出しは中央揃えができました。

文字は左揃え

特別な作業をしなくても文字は左揃えになっています。

文字は左揃えができました。

数字は右揃え

特別な作業をしなくても数字は右揃えになっています。

数字は右揃えができました。

3桁ごとにコンマ

セルB3からF13を選択します。

[ホーム]タブ-[数値]グループの「桁区切りスタイル」をクリックします。

3桁ごとにコンマができました。

罫線

罫線(細線)

セルA2からF13を選択します。

[ホーム]タブ-[フォント]グループの「罫線」横の「▼」をクリックし、「格子」を選択します。

罫線(細線)ができました。

選択は解除せず、そのまま次の作業を行います。

罫線(太線)

[ホーム]タブ-[フォント]グループの「罫線」横の「▼」をクリックし、「太い外枠」を選択します。

罫線(太線)ができました。

見た目では太線になったかどうがわかりませんが、太線になっているのでそのまま次の作業を行います。

選択は解除せず、そのまま次の作業を行います。

列幅の調整

この作業は、セルの幅が狭くて画面では表示されていても、印刷したときに「####」のようになってしまうのを防ぎます。

[ホーム]タブ-[セル]グループの「書式」をクリックし、「列幅の自動調整」を選択します。

列幅の調整ができました。

選択解除

選択解除ができました。

これで、本問題は完了です。

試験後にすること

解答の印刷

解答の印刷は試験時間後に行います。

ひとつの表が2ページに分かれてしまうと減点となります。
4級の問題で表が2ページに分かれてしまうことはないと思いますが注意しましょう。

3級以上の問題では表が複数あり、表の途中でページが変わってしまう場合があります。