次回試験:第139回 令和06年12月08日(日) / 申込受付:令和06年10月30日(水) ~ 11月11日(月)

第129回 情報処理技能検定試験 表計算 4級 過去問題 解き方 (令和04年07月)

主催:日本情報処理検定協会(日検)
後援:文部科学省
情報処理技能検定試験 表計算

第129回 情報処理技能検定試験 表計算 4級 過去問題 解き方 (令和04年07月)

過去問題は、日本情報処理検定協会「情報処理技能検定試験 表計算」のページよりダウンロードできます。

問題

下記の<入力データ>を基に、<処理条件>に従って表を完成し、印刷しなさい。
表題は表の中央、見出しは中央揃え、文字は左揃え、数字は右揃えとし、3桁ごとにコンマをつけること。
試験時間は20分とする。ただし、印刷は試験時間外とする。

処理条件

<出力形式>のような支払額一覧表を作成しなさい。(ーーーの部分は空白とする)
❷-1 加工賃=加工単価×加工数
❷-2 運送費=38×加工数
❷-3 支払額=加工賃+運送費
合計・平均(整数未満四捨五入の表示)を求めなさい。
罫線の太線と細線を区別する。(外枠は太線とする)

試験前にすること

処理条件

処理条件

<出力形式>のような支払額一覧表を作成しなさい。(ーーーの部分は空白とする)

文字や数値の入力

全体的な枠組みは<出力形式>を基に、表の中の具体的な文字や数値は<入力データ>を基に作成します。

問題に「表題は表の中央、見出しは中央揃え、文字は左揃え、数字は右揃えとし、3桁ごとにコンマをつけること。」とありますが、この作業は後で行います
まずは、文字や数値の入力だけを行います。

効率の良いの表題の書き方

スペースの入力について

4級 表題の書き方

効率の良い見出しの入力方法

セルの移動について

4級 tabキーを使った移動

文字や数値の入力ができました。

処理条件

❷-1 加工賃=加工単価×加工数

加工賃の計算

加工賃は、加工単価×加工数で求めます。
数式は全て半角で入力します。

  • D3セルをクリックして、「=」を入力します。
  • C3セルをクリックすると、D3セルが「=C3」となります。
  • 「*」を入力すると、D3セルが「=C3*」となります。
  • B3セルをクリックすると、D3セルが「=C3*B3」となります。
  • 「Enter」キーを押します。

加工賃の計算結果が表示されます。

オートフィル機能で下にコピーするのは、後でまとめて行うのでここでは行いません。

加工賃の計算ができました。

処理条件

❷-2 運送費=38×加工数

運送費の計算

運送費は、38×加工数で求めます。
数式は全て半角で入力します。

  • E3セルをクリックして、「=」を入力します。
  • 「38*」を入力すると、E3セルが「=38*」となります。
  • 「B3」セルをクリックすると、E3セルが「=38*B3」となります。
  • 「Enter」キーを押します。

運送費の計算結果が表示されます。

オートフィル機能で下にコピーするのは、後でまとめて行うのでここでは行いません。

運送費の計算ができました。

処理条件

❷-3 支払額=加工賃+運送費

支払額

支払額は、加工賃+輸送費で求めます。
数式は全て半角で入力します。

  • F3セルをクリックして、「=」を入力します。
  • 「D3」セルをクリックすると、F3セルが「=D3」となります。
  • 「+」を入力すると、F3セルが「=D3+」となります。
  • 「E3」セルをクリックすると、F3セルが「=D3+E3」となります。
  • 「Enter」キーを押します。

支払額の計算結果が表示されます。

支払額の計算ができました。

オートフィル機能でコピー

オートフィル機能で「加工賃」、「輸送費」、「支払額」をコピーします。

D3セルからF3セルをドラッグして選択します。

オートフィル機能を使って下にコピーします。

オートフィル機能でコピーができました。

処理条件

合計・平均(整数未満四捨五入の表示)を求めなさい。

合計を求める

「B12」セルを選択します。

[ホーム]タブ-[編集]グループの「Σ」をクリックします。

自動的にセルB3からB11が選択されますが、B11は空白なので合計には含めません。

セルB3からB10をドラッグして選択します。

セルB12が「=SUM(B3:B10)」となったことを確認します。

Enterキーを押します。

加工数の合計の計算結果が表示されます。

加工数の合計が計算できました。

オートフィル機能で右にコピーするのは、後でまとめて行うのでここでは行いません。

平均を求める

セルB13を選択します。

[ホーム]タブ-[編集]グループの「Σ」横の「▼」をクリックし、「平均」を選択します。

自動的にセルB12が選択されますが、平均を計算したい範囲とは違います。

平均を計算したい範囲を選択し直します。

セルB3からB10をドラッグして選択します。

セルC13が「=AVERAGE(B3:B10)」となったことを確認します。

Enterキーを押します。

加工数の平均の計算結果が表示されます。

加工数の平均が計算できました。

平均の整数未満四捨五入の表示は、後でまとめて行うのでここでは行いません。

オートフィル機能で右にコピー

合計・平均部分をドラッグして選択します。

オートフィル機能を使って右にコピーします。

ーーーの部分は空白とする

<出力形式>の「ーーー」のなっている部分を選択します。

「delete」キーで削除します。

ーーーの部分は空白とするができました。

平均を正数未満四捨五入

平均部分をドラッグして選択します。

[ホーム]タブ-[数値]グループの「小数点以下の表示桁数を減らす」を小数部分がなくなるまでクリックします。

平均の少数部分が四捨五入されて表示されなくなりました。

平均を整数未満四捨五入の表示にできました。

処理条件

罫線の太線と細線を区別する。(外枠は太線とする)

罫線を引く前に、問題にある表題は表の中央見出しは中央揃え文字は左揃え数字は右揃えとし、3桁ごとにコンマをつけること。」を行います。

表題は表の中央

セルA1からF1をドラッグして選択します。

[ホーム]タブ-[配置]グループの「セルを結合して中央揃え」をクリックします。

表題が表の中央に表示されました。

表題は表の中央ができました。

見出しは中央揃え

セルA2からF2を選択します。

「Ctrl」キーを押しながらセルA12からA13を選択します。

[ホーム]タブ-[配置]グループの「中央揃え」をクリックします。

見出しが中央揃えに表示されました。

見出しは中央揃えができました。

文字は左揃え

特別な作業をしなくても文字は左揃えになっていますので、操作の必要はありません。

文字は左揃えができました。

数字は右揃え

特別な作業をしなくても数字は右揃えになっていますので、操作の必要はありません。

数字は右揃えができました。

3桁ごとにコンマ

セルB3からF13を選択します。

[ホーム]タブ-[数値]グループの「桁区切りスタイル」をクリックします。

3桁ごとにコンマが表示されました。

3桁ごとにコンマができました。

罫線

罫線(細線)

セルA2からF13を選択します。

[ホーム]タブ-[フォント]グループの「罫線」横の「▼」をクリックし、「格子」を選択します。

罫線の格子が表示されました。

罫線(細線)ができました。

選択は解除せず、そのまま次の作業を行います。

罫線(太線)

[ホーム]タブ-[フォント]グループの「罫線」横の「▼」をクリックし、「太い外枠」を選択します。

罫線の太い枠線が表示されました。

罫線(太線)ができました。

見た目では太線になったかどうがわかりませんが、太線になっているのでそのまま次の作業を行います。

選択は解除せず、そのまま次の作業を行います。

列幅の調整

この作業は、セルの幅が狭くて画面では表示されていても、印刷したときに「####」のようになってしまうのを防ぎます。

[ホーム]タブ-[セル]グループの「書式」をクリックし、「列幅の自動調整」を選択します。

列幅の自動調整がされました。

列幅の調整ができました。

選択解除

選択が解除されました。

選択解除ができました。

これで、本問題は完了です。

試験後にすること

解答の印刷

解答の印刷は試験時間後に行います。

ひとつの表が2ページに分かれてしまうと減点となります。
4級の問題で表が2ページに分かれてしまうことはないと思いますが注意しましょう。

3級以上の問題では表が複数あり、表の途中でページが変わってしまう場合があります。