グーグル「Duplex」が浸透すれば、ボットと人の区別がつかない未来がやってくる
グーグルの電話予約代行ソフト「Duplex」の提供が、米国の一部地域で年内にも開始される。「人間と区別がつかない」と話題になったこのボットが電話をかけ始めたとき、わたしたちの生活はどう変わるのか。予想される混乱と、その対策を考える。
「ええっと、明日食事の予約を入れられますか?」
女性の声で尋ねたのは、人ではない。グーグルが開発した「Duplex」という電話代行ソフトウェアだ。年内には、一部ユーザーがレストランの電話予約をボットに代行させられるようになるだろう。
先日実施されたデモンストレーションで、Duplexはレストラン従業員の役を演じたグーグル社員から、人数や予約者の名前などの細かい質問を浴びせられたが、そつなく対応した。そして明るく「では、よろしくお願いします」と言って、会話を終えた。
Duplexは最初に「わたしはグーグルの自動予約サーヴィスです。この通話は録音させていただきます」と、電話の相手に知らせてから会話を始めている。だが、それ以外はほとんど人間と区別がつかなかった。
21世紀ですよ、21世紀ですとも!
広告