次回試験:第139回 令和06年12月08日(日) / 申込受付:令和06年10月30日(水) ~ 11月11日(月)

第123回 情報処理技能検定試験 表計算 2級 過去問題 解き方 (令和2年12月)

主催:日本情報処理検定協会(日検)
後援:文部科学省
情報処理技能検定試験 表計算

 

第123回 情報処理技能検定試験 表計算 2級 過去問題 解き方 (令和2年12月)

過去問題は、日本情報処理検定協会「情報処理技能検定試験 表計算」のページよりダウンロードできます。

 

問題
  • 下記の<入力データ>を基に、<処理条件>に従って表およびグラフを完成し、印刷しなさい。
    表題は表の中央、見出しは中央揃え、文字は左揃え、数字は右揃えとし、3桁ごとにコンマをつけること。
  • 使用したテーブルを印刷しなさい。(表の形式は問わない)
  • 試験時間は30分とする。ただし、印刷は試験時間外とする。

 

処理条件
  • <出力形式1>のような加工賃計算表を作成しなさい。(ーーーの部分は空白とする)
  • 製品名・加工単価は<製品テーブル>を表検索しなさい。
  • ❸-1 完成指数=完成数÷依頼数×100(整数未満切り捨て)
  • ❸-2 加工賃=加工単価×完成数
  • 合計を求めなさい。
  • <出力形式2>のような依頼先別支払額一覧表を作成しなさい。(ーーーの部分は空白とする)
  • 完成指数・加工賃は加工賃計算表を表検索しなさい。
  • 奨励金=加工賃×3.7%(整数未満切り捨て)
  • ❽-1 運送費は<運送費表>を参照し、求めなさい。
  • ❽-2 支払額=加工賃+奨励金+運送費
  • 評価は<評価表>を参照し、求めなさい。
  • 合計を求めなさい。
  • 支払額の昇順に並べ替えなさい。
  • 罫線の太線と細線を区別する。(外枠は太線とする)
  • 依頼先別支払額一覧表の完成指数と評価のセル証明をしなさい。
  • ⓮-1 依頼先別支払額一覧表の支払額の値を依頼先名別の円グラフにしなさい。
  • ⓮-2 タイトルは“支払額の構成比”、凡例は依頼先名とし、%の小数第1位までの表示とする。

 


 

試験前にすること

試験前にすること

受験番号・名前の入力

以下の「日検 表計算 受験番号と名前の書き方」を参照して、受験番号と名前を入力する
日検 表計算 受験番号と名前の書き方

 


ポイント
2級以上になると、試験時間30分以内に全ての問題を解き終えることを意識しないと時間に間に合わなくなってしまいます。

 

効率的に問題を解くため、数式バーの「fx」関数の挿入ボタンを使った「関数の挿入」ダイアログボックスは使いません

セルに直接関数を入力します。

 

処理条件

処理条件

<出力形式1>のような加工賃計算表を作成しなさい。(ーーーの部分は空白とする)

全体的な枠組みは<出力形式1>を基に、表の中の具体的な文字や数値は<入力データ>を基に作成します。

数値は、合計などの計算を行うため半角で入力する必要がありますが、「CO」は、全角で入力しても半角で入力しても問題ありません。

問題に「表題は表の中央、見出しは中央揃え、文字は左揃え、数字は右揃えとし、3桁ごとにコンマをつけること。」とありますが、この作業は後で行います。
まずは、文字や数値の入力だけを行います。

 

 

処理条件

製品名・加工単価は<製品テーブル>を表検索しなさい。

ポイント
問題文に「表検索しなさい」とある場合は、「VLOOKUP関数」を使います。

 

問題文に「参照し」とある場合は、「IF関数」、「VLOOKUP関数」、その他どのような方法でも問題ありません。

製品名の表検索

問題文に「表検索しなさい」とあるので、「VLOOKUP関数」を使います。

 

オートフィル機能を使ってコピーします。

 

加工単価の表検索

問題文に「表検索しなさい」とあるので、「VLOOKUP関数」を使います。

 

オートフィル機能を使ってコピーします。

 

 

処理条件

❸-1 完成指数=完成数÷依頼数×100(整数未満切り捨て)

「整数未満切り捨て」は、「ROUNDDOWN」関数を使います。

 

オートフィル機能を使ってコピーします。

 

 

処理条件

❸-2 加工賃=加工単価×完成数

 

オートフィル機能を使ってコピーします。

 

 

処理条件

合計を求めなさい。

 

オートフィル機能を使ってコピーします。

 

合計の必要ない「完成指数」の合計は削除します。

 

 

処理条件

<出力形式2>のような依頼先別支払額一覧表を作成しなさい。(ーーーの部分は空白とする)

 

数値は、合計などの計算を行うため半角で入力する必要がありますが、「CO」は、全角で入力しても半角で入力しても問題ありません。

作業時間短縮のため、「依CO」と「依頼先名」は手で入力せず、「加工賃計算表」からコピー&ペーストします。

 

 

処理条件

完成指数・加工賃は加工賃計算表を表検索しなさい。

ポイント
問題文に「表検索しなさい」とある場合は、「VLOOKUP関数」を使います。

 

問題文に「参照し」とある場合は、「IF関数」、「VLOOKUP関数」、その他どのような方法でも問題ありません。

完成指数の表検索

問題文に「表検索しなさい」とあるので、「VLOOKUP関数」を使います。

 

オートフィル機能を使ってコピーします。

 

加工賃の表検索

問題文に「表検索しなさい」とあるので、「VLOOKUP関数」を使います。

 

オートフィル機能を使ってコピーします。

 

 

処理条件

奨励金=加工賃×3.7%(整数未満切り捨て)

「整数未満切り捨て」は、「ROUNDDOWN」関数を使います。

 

オートフィル機能を使ってコピーします。

 

 

処理条件

❽-1 運送費は<運送費表>を参照し、求めなさい。

ポイント
問題文に「参照し」とある場合は、「IF関数」、「VLOOKUP関数」、その他どのような方法でも問題ありません

 

問題文に「表検索しなさい」とある場合は、「VLOOKUP関数」を使います。

 

問題文に「参照し」とあるので、どのような方法でも問題ありません。
この例では「IF関数」を使います。

 

オートフィル機能を使ってコピーします。

 

 

処理条件

❽-2 支払額=加工賃+奨励金+運送費

 

オートフィル機能を使ってコピーします。

 

 

処理条件

評価は<評価表>を参照し、求めなさい。

ポイント
問題文に「参照し」とある場合は、「IF関数」、「VLOOKUP関数」、その他どのような方法でも問題ありません

 

問題文に「表検索しなさい」とある場合は、「VLOOKUP関数」を使います。

 

問題文に「参照し」とあるので、どのような方法でも問題ありません。
この例では「IF関数」を使います。

 

オートフィル機能を使ってコピーします。

 

 

処理条件

合計を求めなさい。

 

オートフィル機能を使ってコピーします。

 

 

処理条件

支払額の昇順に並べ替えなさい。

「支給額」(G15)を選択します。

 

[ホーム]タブ-[編集]グループの「並べ替えとフィルター」から「昇順」をクリックします。

 

 

 

処理条件

罫線の太線と細線を区別する。(外枠は太線とする)

罫線を引く前に、問題の「表題は表の中央、見出しは中央揃え、文字は左揃え、数字は右揃えとし、3桁ごとにコンマをつけること。」を行います。

 

表題は表の中央

表題部分を選択します

 

[ホーム]タブ-[配置]グループの「セルを結合して中央揃え」をクリックします。

 

表題が表の中央になりました。

 

見出しは中央揃え

見出し部分を選択します。

 

[ホーム]タブ-[配置]グループの「中央揃え」をクリックします。

 

見出しが中央揃えになりました。

 

3桁ごとにコンマをつける

3桁ごとにコンマをつける部分を選択します。

 

[ホーム]タブ-[数値]グループの「桁区切りスタイル」をクリックします。

 

3桁ごとにコンマがつきました。

 

罫線

罫線を引く部分を選択します。

 

[ホーム]タブ-[フォント]グループの「罫線」横の「▼」をクリックし、「格子」を選択します。

 

格子の罫線が付きました。
選択は解除せず、そのまま次の作業を行います。

 

[ホーム]タブ-[フォント]グループの「罫線」横の「▼」をクリックし、「太い外枠」を選択します。

 

太い外枠の罫線が付きました。(画面上ではあまりわかりません)
選択は解除せず、そのまま次の作業を行います。

 

[ホーム]タブ-[セル]グループの「書式」をクリックし、「列幅の自動調整」を選択します。
この作業は、画面では表示されていても、印刷したときに「####」のようになってしまうのを防ぎます。

 

列幅の自動調整ができました。

 

選択を解除します。

 

 

処理条件

依頼先別支払額一覧表の完成指数と評価のセル証明をしなさい。

完成指数のセル証明

「完成指数」のセル(C23)をコピーします。

 

「完成指数」の項目の下(C26)に貼り付けます。

 

先頭に「’」(シングルクォーテーション)を入力します。

 

「出張日数」のセル証明ができました。

 

評価のセル証明

「判定」のセル(I23)をコピーします。

 

「判定」の項目の下(H23)に貼り付けます。
「完成指数」のセル証明と重ならないように「完成指数」のセル証明の1行下に貼り付けます。

 

先頭に「’」(シングルクォーテーション)を入力します。

 

セル証明が右側に長くなり印刷時にはみ出してしまうので、「右揃え」にします。

 

「判定」のセル証明ができました。

 

 

処理条件

⓮-1 依頼先別支払額一覧表の支払額の値を依頼先名別の円グラフにしなさい。

「依頼先」と「支払額」を選択します。

 

[挿入]タブ-[グラフ]グループの「円またはドーナツグラフの挿入」から「2-D 円」を選択します。

 

 

 

処理条件

⓮-2 タイトルは“支払額の構成比”、凡例は依頼先名とし、%の小数第1位までの表示とする。

タイトルを「支払額の構成比」とする

タイトルに「の構成比」を入力します。

 

凡例を「依頼先名」とする

グラフを選択し、[グラフのデザイン]タブ-[グラフのレイアウト]グループの「クイックレイアウト」から2行目右にある「レイアウト6」を選択します。

 

%の小数第1位までの表示とする

円グラフ内の%部分を選択し、右クリック、「データラベルの書式設定」をクリックします。

 

表示形式のカテゴリを「パーセント」 、小数点以下の桁数を「1」にします。
問題文に指定はありませんが、見やすくするために、ラベルの位置を「外部」にします。

 

表とグラフが重ならないように、位置と大きさを調整します。

 

 

その他

減点対象になる部分の確認

問題に「印刷は試験時間外とする」とあります。
印刷した時に、ひとつの表が2ページに渡ってしまうと減点となります。
ひとつの表が1ページにおさまっているかの確認は試験時間内に行います。
また、受験番号と名前が印刷されるかも確認します。

 

印刷する範囲を選択します。

 

印刷範囲の設定をします。

 

「ファイル」タブをクリックします。

 

「印刷」をクリックします。

 

グラフが途中で切れてしまっています。

 

「シートを1ページに印刷」を選択します。

 

 

解答方法に誤りなどありましたら「お問い合わせ」からご連絡いただけると幸いです。
訂正いたします。


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